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仙台発。大人の情報誌「りらく」顔語り

石川裕治(いしかわゆうじ)

石川 裕治

石川 裕治 - いしかわ ゆうじ

石川整骨院院長。 PTC 石川代表。仙台徒手療法研究会副会長。昭和37年弘前市生まれ。45才。東北高校に進学後、野球部捕手として甲子園に4度出場。高校卒業後は野球の道には進まずスポーツトレーナーとして人生を開いてゆく。25才の時、仙台市連坊に開業した石川整骨院は今年で20周年を迎えた。現在、愛子と桂を加え、3つの整骨院で治療にあたっている。青葉区錦ヶ丘在住。

 桜で名高い津軽の出身である。「小さな頃から野球と親しめたのは、家の近くに弘前城公園があったからでしょうね。毎日弘前工業高校の実習室の壁にボール当てをして遊んでました。正直に言うと壁を壊してしまったこともあるんです。本当に悪ガキでしたね。」と笑いながら当時のことをなつかしそうに振り返る。

  子どもの時から鉄砲肩と呼ばれ、強肩を誇っていたのも、この頃のボール当てが功を奏しているに違いない。中学時代、東北高校野球部の竹田監督(現國學院大學野球部監督)に見出され野球留学のため仙台へ。ご記憶の方も多いと思うが、中条投手とバッテリーを組み2年3年の春夏あわせて4度、甲子園に出場。強肩・強打・強気の攻めで活躍した。高校時代は「野球人である前に人間であれ」という竹田監督の教育のもとで人生の基本をたたき込まれたという。またスポーツトレーナーを目指すきっかけになったのも甲子園での縁がもとである。高校一年の時に痛めた肩を診てもらったのが西宮にある寺坂整骨院の院長先生であり、そこで回復できたことに大変感動したそうだ。まさにケガの功名と言うべきなのか、その時から人の役に立つトレーナーという職業に魅せられてしまったのだという。

  高校卒業後はプロ野球や大学からの誘いを断り、大阪の専門学校に入学。5年間でライセンスを取得しながら、同時に寺坂整骨院で修行を積んだ。結局6年半の間にみっちりと技術を身につけ、25才という若さで仙台に自分の城を構えることになる。

  今年で20周年を迎えるという石川整骨院。一般の患者さんは言うに及ばず、日本各地からさまざまな痛みを抱えるスポーツ選手がやってくる。専門の病院を廻っても一向によくならないという選手たちがワラをも掴む気持ちで頼ってくるのだ。石川さんが施すのは「徒手医学療法」。少し難しく言うと「筋性疼痛症候に対する治療手技」という治療方法。固くなって血液の循環が悪くなった筋肉を、医学的見地に基づき手を使って(鍼治療も含む)適正に刺激・治療することで筋肉の環境を改善し、痛みを取り除くとともにさらにパワーアップさせるというものだ。

  石川さんは私たちが快適に身体を動かすために必要な筋肉・骨・関節・神経について、生理学・運動機能学の理論をわかりやすく説明してくれる。目からウロコが落ちるとはこのことかと、思わず膝をたたいてしまうほど面白い話の数々だ。普通、老化現象で片付けられてしまう肩の痛みや腰痛、関節痛も救うことができる治療法である。

  常に大切にしているポリシーは?と伺うと、即「一生勉強。治療技術を磨くことに終わりはないんです」との答えが返ってきた。実るほど頭をたれる稲穂かな。真面目で勤勉な人柄が伝わってくる。笑顔も素晴らしい。今後の抱負としては「社会に役立つ治療家を育ててゆきたい」と語ってくれた。

 


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