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仙台発。大人の情報誌「りらく」顔語り

菅原芳則(すがわらよしのり)

菅原 芳則

菅原 芳則 - すがわら よしのり

株式会社アール・フランセ代表取締役社長。アートディレクター。昭和30年・宮城県利府町生まれの50才。高校卒業後、昼間は河北新報社の編集局でアルバイトをしながら東北学院大学ニ部で学ぶ。その後河北新報の販売会社に就職 23年間勤める。2000年を機にサラリーマン生活にピリオドを打ち、2001年3月45才の時に独立。レンタル・アートの会社を設立する。現在青葉区中山台に奥さんとくんぺい君の三人暮らし。

  貫禄ある体型に、トレードマークの口髭。そしてトラディショナルなスーツの着こなしは、サラリーマン時代のなごりなのか。かってお勤めをしながらシンガーソングライターとして活躍していた小椋佳に雰囲気がよく似ている。またファッションをマリン調に変えるとボートハウスのキャラクター・キャプテンサンタにも思えてくる。一度会ったら忘れられない個性的な風貌と語り口が菅原さんの最大の魅力といえる。

  四季折々に暮らしの中で絵が楽しめる心地良い毎日。また花を贈るように気軽に絵を贈ったり、贈られたりする習慣。そんな文化を根づかせたいと、6年前にレンタル・アートの会社「アール・フランセ」を立ち上げた。パリのシャンゼリゼを彷彿とさせる大好きな定禅寺通りの一角に会社を構え、仕事が出来る幸せを本当にありがたく、誇りに思っているという。季節ごとに変化する通りの表情、散歩道にはエミリオ・グレコやヴェナンツォ・クロチェッティ作の彫刻が佇み、日本中いや世界中を探してもこんなステキな雰囲気をもつ場所はそう多くはないという。「光のページェントやジャズフェスティバルのときは大勢の人で賑わいますが普通の日は人通りもまばらで、もったいない気がします。定禅寺通りの良さをもっと皆さんと共有したいし、文化の発信基地となっていけばいいと思っています。」と熱く語る菅原さんだ。会社のあるビルの一階には小粋なアートショップもオープンさせた。小物から、話題の地元作家の小作品、インテリア感覚で飾りたいリトグラフなど、お小遣いの範囲で買えるうれしいプライスのアートが揃っている。

  アートは美術館や展覧会で鑑賞するだけのものではないし、お金持ちが買う美術品ばかりでもない。もっともっと生活の中で絵画に親しむ時間や空間を持ってほしい。絵がある暮らしって本当にいいね。という仕事をレンタル・アートを通してやっていきたいという。取り扱っている絵はリトグラフを中心に約3000点。顧客は大手企業、ホテル、金融機関、飲食店、店舗、病院、高齢者施設、一般家庭など50業種を超えるが、まだまだレンタル・アートの認知度は低い。これをいかに広めていくかが自分たちの使命だし、これまでお世話になった方々への恩返しだと考えている律儀な人柄も覗かせる。会社設立当時はいろいろご迷惑をかける事も多かったが、本当に大事な時に旧い友人と新しく出逢った人々に助けてもらい、人の情が身にしみてわかったと語る菅原さんだ。

  仕事の合間には、毎日自宅から一緒に出勤する最愛の息子くんぺい君と散歩するのが日課になっている。定禅寺通り界隈の人気者、会社のアイドルでもあるくんぺい君はキャバリア・キングチャールズスパニエルと長い名のワンちゃんだ。子供さんのいない菅原さんご夫妻には目に入れても痛くないひとり息子なのだ。他に優秀な女性のスタッフ6名に支えられながら、東奔西走の日々をおくる菅原さんだが、最後に「りらく読者の皆さんにも気軽にコーヒーでも飲みにアートショップに遊びに来てください。」とメッセージを預かった。緑が深まるけやき並木をそぞろ歩きながらアートな気分に浸る。新鮮なひとときになること 請け合いである。



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